左手日記例言

版元: 白水社
装幀: 菊地信義
定価: 2718円(税別)
ISBN: 978-4-56-004563-3
A5変型判(200 x 140)上製 函入 10ポ1段組 166頁

第45回読売文学賞受賞

目次 怪我―一九八九年四月の例言 老作家―一九八九年七月の例言 スウィッチ―一九八九年九月の例言 鏡文字―一九八九年十一月の例言 片かたの―一九九一年五月の例言 私と彼―一九九一年八月の例言 贈りもの―一九九一年十二月の例言 * 正中板について―一九九二年夏の添え書

帯文(背):
新しい散文の音楽
帯文(表):
極微のつららが、詩人の右手を傷つけた。左手で書くことを余儀なくされて、ことばは意識と身体のふしぎな隙間へとまぎれていく。詩と散文を、背中合せのままに織り成す、比類ないアラベスク。
帯文(裏):
(平出隆「怪我-一九八九年四月の例言」の一節)

hiraideworks_079

hiraideworks_078