詩集 旅籠屋

hiraideworks_014

版元: 紫陽社
定価: 1500円
A5判 上製本 貼函入り 9ポ1段組 93頁

目次 旅籠屋=[微熱の廊 木霊の間 悲の厨 碇の庭 冬の納戸 星宿の湯 門] 百葉箱によって=[余白の凧は碧ぞら 海の遺書 積乱 百葉箱によって 窓 吹上坂 草に記して] 秘書失踪=秘書失踪

帯文(背):
鮮烈な第一詩集
帯文(表):
平出隆は、春の嵐にまぎれてやってきた。ともすれば荒くなる呼吸を整えて、彼がイメージの水に手を触れるとき、ひとはそこに鮮烈な悲しみの虹が散るのを見るだろう。時代の詩は熱くそして狷介だが、詩人は、あくまでも醒めてあり、そして柔軟である。青春の峠にひそやかに遺されたこの一書は、来る年にもまた確実に、春の嵐を呼ぶにちがいない。「清水哲男」