Tag Archives: Takashi Hiraide

ペルー国立図書館制作の『猫の客』朗読

www.youtube.com/watch

朗読箇所:『猫の客』第13章のすべて
朗読者:Ángela Delgado Valdivia

平出隆_書誌 2006

2006 / 平成18年
☆=著書収録済み

☆トポフィリ 「図書」1月号 岩波書店 1・1
踝とテラス 「現代詩手帖」1月号 思潮社 1・1
自分のいない世界の写真 「母の友」1月号 福音館書店 1・1
パウラ・モーダーゾーン=ベッカー──みずからを果実のごとく 「芸術新潮」1月号 新潮社 1・1
野へ── ゲルハルト・リヒター展から 「聖教新聞」 1・4
☆鳥を探しに 「小説推理」2月号 双葉社 2・1
☆抹香町にて 「図書」3月号 岩波書店 3・1
☆鳥を探しに 「小説推理」3月号 双葉社 3・1
☆ベルリン──凍れる音楽の首都で〔『ベルリンの瞬間』より〕 「東京カレンダー」4月号 アクセス・パブリッシング 4・1
☆先生の歩行 「図書」4月号 岩波書店 4・1
☆鳥を探しに 「小説推理」5月号 双葉社 5・1
リューゲン島まで 「青淵」5月号 渋沢栄一記念財団 5・1
☆荷風ヴァーサス長太郎 「図書」5月号 岩波書店 5・1
言語芸術における領域の問題(Symposia第八部門「多重化するジャンルの詩学」発表要旨) The 78th General Meeting of the English Literary Society of Japan(第78回大会資料) 日本英文学会 5・20-21
余韻と花火──ポリーニの記憶から 「The CD Club」5月号 ソニー・ミュージック・ダイレクト 5・–
☆鳥を探しに 「小説推理」6月号 双葉社 6・1
☆天使の関節 「図書」6月号 岩波書店 6・1
清岡卓行さんを悼む 「読売新聞」 6・7朝刊
〔多摩美術大学美術学部芸術学科──人間の可能性を探究する夢の総合大学がここから始まる〕(談話) 「YOZEMI JOURNAL」第544号 学校法人高宮学園 6・10
加納光於断章 「水声通信」6月号 水声社 5・20
☆わが旦過 「図書」7月号 岩波書店 7・1
清岡卓行さんを偲ぶ 「ユリイカ」7月号 青土社 7・1
清岡卓行さんを悼む 「現代詩手帖」7月号 思潮社 7・1
☆鳥を探しに 「小説推理」7月号 双葉社 7・1
野原と年齢 「えるふ」第15巻 財団法人ちゅうでん教育振興財団 7・10
無限と断片 「るしおる」第61号 書肆山田 7・25
分かれ道にあった「無限」 「週刊朝日」7月28日号 朝日新聞社 7・28
清岡さんを懐かしむ 「群像」8月号 講談社 8・1
☆鳥を探しに 「小説推理」8月号 双葉社 8・1
☆プシュケーの羽 「図書」8月号 岩波書店 8・1
子規庵 遺品読み解く試み 「読売新聞」 8・29朝刊
場所と欠片 「現代詩手帖」9月号 思潮社 9・1
☆鳥を探しに 「小説推理」9月号 双葉社 9・1
☆日は階段なり 「図書」9月号 岩波書店 9・1
☆鳥を探しに 「小説推理」10月号 双葉社 10・1
花嫁Ⅳ 鮎川信夫・大岡信・北川透編『戦後代表詩選 続 谷川俊太郎から伊藤比呂美』 思潮社 10・1
☆日記的瞬間 「図書」10月号 岩波書店 10・1
半島と廃墟と雲と 「雲のうえ」第1号 北九州市 10・25
ツェーレンドルフの樫 「るしおる」第62号 書肆山田 10・25
☆From For the Fighting Spirit of the Walnut (“14,” “16,” “21,” “22,” “24,” “36,” “71,” “82”) [translated by Sawako Nakayasu] The Literary Review Vol. 50, no. 1 Fairleigh Dickinson University Fall
☆鳥を探しに 「小説推理」11月号 双葉社 11・1
☆古代・種子・散文 「図書」11月号 岩波書店 11・1
☆鳥を探しに 「小説推理」12月号 双葉社 12・1
☆手のひらの迷宮 「図書」12月号 岩波書店 12・1

平出隆_書誌 2007

2007 / 平成19年
☆=著書収録済み

天文と雑纂 「現代詩手帖」1月号 思潮社 1・1
☆鳥を探しに 「小説推理」1月号 双葉社 1・1
vox barbara 「るしおる」第63号 書肆山田 1・25
☆鳥を探しに 「小説推理」2月号 双葉社 2・1
☆清らかな予言の織物 「図書」2月号 岩波書店 2・1
一茶という世俗 「週刊 藤沢周平の世界 14 朝日ビジュアルシリーズ」 朝日新聞社 2・25
☆鳥を探しに 「小説推理」3月号 双葉社 3・1
子規庵から始めて 「日本近代文學館」第216号 日本近代文学館 3・15
「詩を離れて詩を思考する──散文概念をめぐって」 「詩界」第250号 日本詩人クラブ 3・31
☆鳥を探しに 「小説推理」4月号 双葉社 4・1
ボールの精に愛されている イトヒロ・岡林みかん『草野球な人々』 オンブック 4・30
☆鳥を探しに 「小説推理」5月号 双葉社 5・1
☆鳥を探しに 「小説推理」7月号 双葉社 7・1
グラシンのことなど 「図書」7月号 岩波書店 7・1
鑓水や本ならぶ野の大傾斜 『つくる図書館をつくる──伊東豊雄と多摩美術大学の実験』 鹿島出版会 7・6
〔芸術学科長のことば〕「多摩美術大学 美術学部 芸術学科 2008」 多摩美術大学 7・7
くもりとくもりなき──玉城徹歌集『石榴が二つ』 「短歌新聞」7月号 短歌新聞社 7・10
☆鳥を探しに 「小説推理」8月号 双葉社 8・1
プリニウスの瓢箪 「ユリイカ〈特集:澁澤龍彥〉」8月号 青土社 8・1
稲妻と忘れ水(解説) 古井由吉『野川』 講談社文庫 8・10
☆雷滴 その研究 「現代詩手帖」9月号 思潮社 9・1
☆鳥を探しに 「小説推理」9月号 双葉社 9・1
☆雷滴 その研究 「星座 歌とことば」第41号 かまくら春秋社 9・1
☆胡桃の戦意のために(抄) From For the Fighting Spirit of the Walnut 〔対訳〕[translated by Sawako Nakayasu] Circumference: Poetry in Translation Volume 3, Issue 2 Circumference, Inc. Autumn
☆鳥を探しに 「小説推理」10月号 双葉社 10・1
☆鳥を探しに 「小説推理」11月号 双葉社 11・1
〔辰巳正明『詩の起源』評〕(「文芸21」部分 「朝日新聞」2000年8月3日夕刊より) 「リポート笠間」第48号 笠間書院 11・20
☆雷滴 その研究(抄) 「現代詩手帖」12月号 思潮社 12・1
平出隆が読む「一茶」 『藤沢周平のツボ 至福の読書案内』 朝日文庫 12・30

三巴の創造──大学・研究所・図書館のチャレンジ

多摩美術大学オープンキャンパス2019
トークセッション+ミニライブトークセッション+ミニライブ
多摩美術大学芸術人類学研究所+芸術学科+図書館 共催企画
図書館アーケードギャラリーでの展示「渦巻の大宇宙──ユーロ=アジア文明をつらぬく生命デザイン」の関連企画
日時:7月14日(日)14:00-16:00(13:30開場)
会場:多摩美術大学八王子キャンパス・レクチャーCホール
定員:先着100席(7月14日当日[13:00〜13:30]の間にトーク会場にて整理券配布)
出演:
建畠晢(詩人、美術評論家、多摩美術大学学長)
平出隆(詩人、多摩美術大学教授・図書館館長・芸術人類学研究所所員)
鶴岡真弓(芸術文明史家、多摩美術大学教授・芸術人類学研究所所長)
演奏:原田奈緒(ドラム・打楽器奏者)

大江健三郎が語る平出隆

Sep.16-18, 2005
Kenzaburo Oe introduced Takashi Hiraide to German readers just before TH’s poetry reading at «Sprachsalz» in Hall, Austria.

2005年9月16日から18日にかけて、オーストリアのハルで開催された文学祭 «Sprachsalz»。最終日の平出隆の朗読に際して、共に参加した大江健三郎はその詩と散文の特質について、ドイツ語圏の読者に語った。

《大江健三郎でございます。私は小説家でありまして、平出さんよりも30歳くらい年上でしょうかね、20年かそこいら年上なんです(注;実際には15歳の違い)。
日本ではですね、小説家と詩人のあいだにはあまり友人関係がないと思いますね。それはいいんですよ。しかし、その結果、詩のスタイルと小説のスタイルがお互いに影響をしあうことがありませんでした。ところが、平出さんは詩人ですが、彼は散文も書きます。私の考えでは詩の側から、詩の側から、散文の新しいスタイルを作ろうとしてきたのが平出さんです。
ですから、彼がこれから詩を読みますが、その多くは散文による詩の形をとっています。しかも散文でいながら、音楽があります。その点、ドイツの詩人、たとえばリルケのような詩人と、彼はつながっているんじゃないでしょうか。
彼の書く散文はですね、非常に透明で静かです。ここ(注;ドイツ語に訳された日本文学アンソロジーの本 ≪Nach Japan≫ )に、ドイツ・ベルリンでの生活を書いた散文がひとつ入っています(注;「この家」『ベルリンの瞬間』所収)。非常に透明で静かな文章です。注意深く読まないと、間違えて理解します。
ここにですね、「n」という頭文字の、或る存在が書かれているんです。そこで私は、先ほど挨拶しまして、大きい声で挨拶しまして、この「n」というのは彼の奥さんだろうか、それとも犬だろうか(笑)、といったんです。ところが、実際には猫でありました(笑)。
みなさん、注意して、猫か、犬か、それとも奥さんか(笑)、注意深く聴きながら、彼の朗読を楽しんでください。ダンケシェン。(拍手)》

Hay Festival in Cartagena, Colombia 2016

Takashi Hiraide participated in Hay Festival in Medellín and Cartagena, Colombia in January-February in 2016.
コロンビアのTV局「NTN24」による El Gato que venía del Cielo『猫の客』をめぐるインタヴューでは、「散文でありながら大きな意味では詩である仕事」「小さな壊れやすいもののもつ力」について語られた。

言語と美術──平出隆と美術家たち 展 Y-1 瀧口修造

2018年10月6日-2019年1月14日
DIC川村記念美術館

瀧口修造 ≪デカルコマニー≫ と平出隆 ≪via wwalnuts 叢書≫

(各部屋には二人の美術家が両壁面に。その中空を、平出隆の Printed Matter が縦断する。)

会場設計:青木淳
撮影:今井智己

言語と美術──平出隆と美術家たち 展 Y-4 奈良原一高

2018年10月6日-2019年1月14日
DIC川村記念美術館

奈良原一高《デュシャン 大ガラス》 (カラー)

平出隆詩集《AIR LANGUAGE PROGRAM 草稿》+奈良原一高《デュシャン 大ガラス》 (モノクローム)

(各部屋には二人の美術家が両壁面に。その中空を、平出隆の Printed Matter が縦断する。)

会場設計:青木淳
撮影:今井智己

言語と美術──平出隆と美術家たち 展 Y-4 岡崎和郎

2018年10月6日-2019年1月14日
DIC川村記念美術館

岡崎和郎《三つの心器》+河野道代「花・idea」「罅・impulsus」「瞑・lux」「識・sensus」「廂・motus」

平出隆詩集《AIR LANGUAGE PROGRAM 草稿》+奈良原一高写真

(各部屋には二人の美術家が両壁面に。その中空を、平出隆の Printed Matter が縦断する。
この部屋ではさらに、河野道代のテクストと被写体としてのマルセル・デュシャン《大ガラス》、リチャード・ハミルトン《眼科医の証人》が加わる。)

会場設計:青木淳
撮影:今井智己

言語と美術──平出隆と美術家たち 展 Y-1-ジョゼフ・コーネル

2018年10月6日-2019年1月14日
DIC川村記念美術館

ジョゼフ・コーネル ≪海ホテル(砂の泉)≫ と平出隆 ≪via wwalnuts≫ シリーズ

(各部屋には二人の美術家が両壁面に。その中空を、平出隆の Printed Matters が縦断する。)

会場設計:青木淳

言語と美術──平出隆と美術家たち 展 Y-3 ドナルド・エヴァンズ

2018年10月6日-2019年1月14日
DIC川村記念美術館

ドナルド・エヴァンズ《Achterdijk. 1964. Apple of Achterdijk. Lemon apple.》と平出隆 ≪private print postcard≫ (略称《ppripo》)

(各部屋には二人の美術家が両壁面に。その中空を、平出隆の Printed Matter が縦断する。)

会場設計:青木淳
撮影:今井智己

緑閃光 展 at 船橋西武コミュニティカレッジ

1988年8月27日ー9月18日
船橋西武コミュニティカレッジ, 千葉船橋

1987年刊の詩集『家の緑閃光』を踏まえた平出隆のオブジェ展。1988年5月23日から6月4日の上野 SPACE Niki での個展が、船橋西武コミュニティカレッジからの要請で再現されたもの。会期中の9月15日15時ー16時、会場で中西夏之と平出隆の公開対談が行なわれた。ここでの「緑白」をめぐる応答について、中西夏之はくりかえし回想したという。

言語と美術──平出隆と美術家たち 展 Y-3-河原温

2018年10月6日-2019年1月14日
DIC川村記念美術館

河原温 ≪TODAY≫ と平出隆 ≪private print postcard≫ シリーズ
(各部屋には二人の美術家が両壁面に。その中空を、平出隆の Printed Matter が縦断する。)

会場設計:青木淳
撮影:今井智己

《言語と美術──平出隆と美術家たち》展

会期:2018年10月6日(土)~2019年1月14日(月・祝) (開館81日間)
会場:DIC川村記念美術館 110・202・203展示室
主催:DIC株式会社
後援(予定):千葉県、千葉県教育委員会、佐倉市、佐倉市教育委員会

河原温、ドナルド・エヴァンズ
加納光於、中西夏之
ジョゼフ・コーネル、瀧口修造
岡崎和郎+河野道代
奈良原一高+平出隆
若林奮、ハミルトン+デュシャン
アルマンド、ジョゼ・コルティ
モーリス・ブランショ、エミリー・ディキンソン

平出隆 ≪AIR LANGUAGE PROGRAM 草稿≫ ≪via wwalnuts≫ ≪private print postcard≫ ほか

会場構成:青木淳/テキスト:平出隆+澤直哉+三松幸雄/エディトリアル:須山悠里